2008年 4月 AU MOIS D’AVRIL
春風に誘われて、外に出るのも楽しみな柔らかな季節がやってきました。今月はスペインの美しいボトルのスーパースパニッシュワイン1997年、珍しいブルガリアのカヴェルネ・ソーヴィニョン、そして自然派ワインでも注目の「マ・ド・マルタン」シリーズの中から「シナルカ」を選びました。そのほかに白ワインが3本、合計6本セットでお送りします。
1. <赤ワイン> MONASTERIO DE TENTUDIA TRADICION 1997
スペインの最多メダル獲得を誇るヴィニャ・エストレメニャ社の最高ランクのスーパースパニッシュワインです。この地方の特性を表現するスペインの葡萄品種テンプラニーリョに、仏ボルドー品種のカヴェルネ・ソーヴィニョン種を50%ずつブレンド、仏製の樫樽で36ヶ月の熟成をしています。非常に濃いルビー色でカカオや杉のかおりがします。しっかりとした力強いタンニンがお肉の美味しさを引き立ててくれるワインです。デキャンタージュするとまろやかさが出ることでしょう。 2700円
2. <赤ワイン>REGALIS CABERNET-SAUVIGNON 2003
ブルガリアと言えばヨーグルトで有名ですが、やはりこのワインにも酪農の土地、豊かな牧草地帯の自然を感じさせる爽やかさがあります。フランス品種カヴェルネ・ソーヴィニョン種100%で造られ、熟したベリー系の香り、軽くバニラの香りもします。口当たりも柔らかく、飲みやすいワインで、野菜サラダ、和食にももちろん、クリーム系の料理やグラタン等とも合います。このワインは名前の商標登録の関係でこれが最後の生産となります。1600円
3. <赤ワイン>MAS DE MARTIN CUVEE CINARCA 2003
ラングドック地方、モンペリエの砂岩地帯の後方に広がるブドウ園で作られるワインです。6年の準備期間を経て環境に敬意を払った自然派農法を用いた元大学教授クルスチャン・モッキが大切に造ったビオワインです。「マ・ド・マルタン」は3種類ある赤ワインシリーズのひとつです。濃厚な凝縮感のあるフルボディーですが、果実味もあり、肉料理だけでなく野菜料理にも合い、余韻が美しく、いつまでも続きます。ラベルに魅了される方も多いワインです。 3500円