2007年5月 AU MOIS DE MAI
爽やかな風の中に、夏の気配を感じさせる。そんな季節のセレクションです。
1. <白ワイン>Hautes Murailles 2005 Vin de Pay d’Oc
フランスの南部のラングドック地方のワインです。ソーヴィニョン・ブラン100%で造られています。生き生きとした酸味が爽快感の中に広がります。これからの季節にピッタリ。良く冷やして和食や中華にも合います。ブドウの木の平均樹齢が30年以上と古く、果実がしっかりしています、ワインの味に現れています。シャトー・レイラックが手がけた最初のA.O.C.です。 <1300円>
2. <白ワイン>CHABLIS 2002 U.V.C.
.V.C.というのはシャブリ最大にしてフランス最良と評価されている生産共同組合です。ここの醸造責任者のエルヴェ・ツキー氏は「U.V.C.はシャブリの個性を熟知し、高いレベルで品質を保持する責任がある。」と常に言っています。彼が生み出すシャブリの造り方は、まさしくこの言葉に表れています。シャルドネ種100%を清潔なステンレスタンクで醸造、熟成したこのU.V.C.のシャブリは、シャルドネのそのものの美味しさを高い次元で引きだし、ミネラルやレモンなど柑橘類の香り、さっぱりとした酸味の後に、驚くほどふくよかな厚みが感じられます。シャブリらしく魚介類とのマッチングは最高です。<2860円>
3. <赤ワイン> SALICE SALENTINO RESERVA 2001 VITALIZIO
イタリア、フィレンツェを中心とするトスカーナ州のDOCワインです。キャンティで有名なVITALIZIO社が造っています。やはりサンジョベーゼ種が中心ですが、レゼルヴァなので樽熟の期間が長く、なめらかな味わいが特徴です。ソーセージや豚肉を使ったトマトソースパスタなどの美味しさを盛り上げてくれそうです。このクラスの2001年はあまり見かけませんが今が飲み頃でしょう。 <1200円>
4. <赤ワイン> VIRGINE SYRAH 2001
フランスのラングドック地方のヴァン・ド・ベイドックです。このクラスのワインは厳格に規定されたA.O.C.ワインとは異なります。生産地域を記したその地方の独特な個性的ワインで、お手ごろで、良質なテーブルワインと考えるとよいでしょう。シラー種100%で造られたこのワインは、色も濃く、味わいも濃厚でスパイスのニュアンスがたっぷりです。シンプルなステーキなどとご一緒にいかがでしょうか。 <1810円>
5. <赤ワイン> CHATEAU TRONQUOY-LALANDE 1999
フランス、ボルドー地方のオー・メドックにあるSAINT-ESTEPHEというコミューンのワインです。CRU BOURGEOIS(ブルジョワ級)で8年経たワインなので、現在とても良い状態です。このコミューンはメルローを植えている畑が多いのでワインにも柔らかさが、あります。肉料理全般に合います。オリが多少ありますのでお飲みになる際は1~2日前からボトルを立ててお飲みください。 <2750円>
6. <赤ワイン> イスラエルワイン RECANATI RESERVE 2003
旧約聖書にも記されているようにイスラエルのワイン造りの歴史は、遠い昔にさかのぼりますが、イスラム教の戒律のためその生産は長い間途絶えていました。このワインは、大手財閥IDBの創始者であるレオナルド・レカナッティが長年の夢をかなえるべく、潤沢な資金をもとに、最高の畑と醸造所、そしてナパ・ヴァレーから熟練したワイン醸造職人を呼び寄せ、造り上げたものです。まるであの「オーパス・ワン」を彷彿とさせるような素晴らしいカヴェルネ・ソーヴィニョンの味をお楽しみください。 <3800円>